金子豊文の公式サイト|美感のルネサンス

世界唯一の白亜地刻描の画家

今日はモチーフの中に直線部分がある場合についてです。

絵の中では、「真っ直ぐである事」と「真っ直ぐに見える事」には違いがあります。

静物がモチーフの場合などによくあるのがテーブルの真っ直ぐな部分です。

わかり易い様に下の写真の様なモチーフ設定で鉛筆デッサンしているとしましょう。

IMG_4387 のコピー
注)図と違いデッサンはしっかり描かれていると思ってください。

直線は直線と言う事で定規を用いてテーブル面と背景の境目に線を引くと、

ほぼ真っ直ぐの線が引けます。

そこに登場した定規の線は、絵のテイストから外れた線になるはずです。

簡単に言うと『絵を壊す線』になってしまいます。

つまり『いい感じで真っ直ぐに見える線』にならない訳です。

実際に画家が引くフリーハンドの線の中には、定規で引いた線よりも

『より真っ直ぐに見える線』が使われることがあります。

絵は現実よりリアル 限界手法の例でも書いた様な例を挙げると

テーブルと背景の境目に線を引く場合に次の様な工夫をします。

IMG_4388 のコピー

大げさに描くとこんな感じに線の端をほんの少し持ち上げた線にします。

こうすることで画面の端がより緊張した感じになり更なる直線感が生まれます。

線は人間の発明品で自然界には存在しませんが、絵の中では更なる工夫の世界が広がっています。

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