「明確さが生まれるところ」 2016.01.14 絵に取り組み始めて30年以上が経ちました。 最近になって分かったのは、私が求めていたものは「明確さ」だったと言うことです。 明確さを求めた結果、今の画面の密度が必要でした。 私の絵の中で描かれている猫の毛は、実際の猫の毛の本数の 100分の1から50分の1くらいだと思います。 では猫の毛の本数分、つまり今の100倍の線を描けば より明確になるかといえば、答えはNOです。 理由はまたいつか。 芸術論とひとりごと 関連記事一覧 芸術論とひとりごと 制作の現場 『感情移入』 2016.05.23 芸術論とひとりごと 理想的なアトリエ 2016.10.25 芸術論とひとりごと 描き始める前の大事 2016.08.02 芸術論とひとりごと 画面の端は物差し 2016.10.02 芸術論とひとりごと デッサン=目と手の訓練 2016.11.11 芸術論とひとりごと 本当の個性に至った画家達 2016.11.25 芸術論とひとりごと 画家の行う『単純化』 2016.04.29 芸術論とひとりごと 思い込みの壁 画材の使い方についての思い込み 2016.03.29