金子豊文の公式サイト|美感のルネサンス

世界唯一の白亜地刻描の画家

たまにはF比率以外で

Toyofumi Kaneko | 2016 - 11 - 28

画面の隅々までいかに意識しながら描いて行くことが出来るかが

構図や色やマチエールの美しさを左右します。

私たちの日常に目を向ければA4のコピー用紙に代表される様に

決った比率の四角形に接する事に目は麻痺しています。

ある朝配達された新聞紙が丸い新聞紙だったとしたら

朝一番に脳が受ける視覚刺激としてはかなりのものになるでしょう。

しかしそれも、月曜日は三角形の新聞で火曜はひし形の新聞で、、、、

日曜日は丸い新聞紙と決まっていたら最初は斬新だった驚きもやがて慣れへと変わり

新聞紙の形は曜日を表す以外特別な意味を持たなくなります。

絵画制作において接する矩形はほとんどの場合に四角い画面です。

それも油絵の場合に使うキャンヴァスは木枠に張る都合上

規格比率のF、P、M、S、です。

IMG_4843 のコピー

また実際には最も多く使われるのはFだと思います。

制作する側の目もこの比率に新鮮さを感じる事が無くなっているはずです。

それがそのまま画面意識の弱まりに繋がらない様にしなければなりません。

そこで提案です。

たまには、S(正方形)やM(細長い四角)の木枠に

キャンヴァスを張って描いてみると良いでしょう。

その時感じる画面の矩形から来る違和感ややり易さやりにくさの感覚はいつもの

F比率にも感じていなければならない事に気が付くことが大切です。

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