金子豊文の公式サイト|美感のルネサンス

世界唯一の白亜地刻描の画家

何故?

Toyofumi Kaneko | 2017 - 01 - 15

私の絵をご覧になる方からたまに何で猫と野菜なんですか?と聞かれる事がある。

そう言われてみれば確かにそうだ。

しかし制作中の脳は独立した存在でその働きをコントロール

しようとするのはご法度で動くまま自由にしてあるし

無意識下でのモチーフのチョイスに理由を探すのは難しい。

私はただ、画面の中に「この密度感が欲しい」とか

「この面積のこの色が欲しい」とか「この質感が欲しい、、、」と言う風に

その場面での画面の要求にベストマッチングなものを構図しているだけなのだ。

そこに日常生活的な意味をたぐり、物語的な理由を探し出すことは出来ない。

例えばセザンヌがもぞもぞ動くモデルの女性に「リンゴは動かない」と叱った様に

画家にとって制作現場での女性はリンゴとイコールなのである。

好みの女性かそうでないか、色白かそうでないか、細身か太っているか、等々

視覚情報全体は素材であって料理前の状態。

美の要素とそうで無いものは混在している。

私の絵の場合にはそれらをやり繰りした上で、

足りない要素を『或る物の形を借りて』構図に足して行くプロセスをとっている。

一見何故?と思える組み合わせのものであっても制作中の登場の仕方はごく自然だし

何を構図したかよりも最終的なキマリ方が緊張感を伴って

描きあがる事の方が意味が大きい。

つまり○○と言うモチーフを描いているのでは無く、絵そのものを描いているから

と答えるしか無いのかもしれない。

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