金子豊文の公式サイト|美感のルネサンス

世界唯一の白亜地刻描の画家

次の2種類の絵の具の付け方をしてみてください。

1. テレピンなどで薄めた絵の具を画面に付ける。 

2. 濃い絵の具を出来るだけ薄く押し延ばして画面に付ける。

水彩絵の具に慣れたほとんどの方にとって1の油絵の具の使い方は

抵抗なく自然な使い方だと思います。

その際、絵の具を薄めるのがテレピンであれば揮発して無くなるので問題ないのですが、

ペインティングオイルの様な乾性油の混合物で薄めてしまうと

画面はベタベタのテカテカで薄まった絵の具は顔料濃度が落ちて

発色も冴えないものになってしまうのは皆さん経験がおありだと思います。

油絵の具の性質を生かし美しく発色させるには2の使い方が大切です。

濃い絵の具を薄く延ばして画面に付ける描き方は、発色、絵の具の付きの表情の良さ

などの点から、より本格的な油絵の具の性質を生かした付け方と言えます。

下層と隙間なく密着した絵の具の表情は、薄めた絵の具を付けた表情とは一線を画します。

油絵の具は、顔料:乾性油≒8:2 です。

この顔料濃度の高さが発色の良さの秘密です。

発色、画品の面から上級者の感性は例外なく2の絵の具の使い方を心がけます。

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