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世界唯一の白亜地刻描の画家

溶き油について

油絵の具で絵を描かれる方が悩まれることの一つが、
溶き油についてではないかと思います。
幾多の「油絵の描き方」本には色々な事が書かれていますし
実際に画材屋に並んでいる溶き油は種類が多く
是非どれかを使わなければならない様に感じられるかもしれませんが、
結論から先に言えば、一つを除き必要なものはありません。

では、根本的な視点から考えてみましょう。
顔料(色の粉)を油で練ってあるのが油絵の具です。
油は顔料をキャンヴァスにくっつける為の接着剤として働きます。

つまりチューブに入った絵の具の状態ですでに
顔料をキャンヴァスに接着させることが出来る状態になっていると言う事です。
あとはあなたがどの様な絵の具の付け方をするかです。

狙った絵の具の濃度を得るために必要なのが
絵の具を薄める役割りをする揮発性油(テレピン油)です。
揮発性油(テレピン油)は文字通り、揮発して無くなってしまう油です。
水彩絵の具を使う時の水の様なものと考えればわかりやすいかもしれません。

テレピン一つあれば油絵の具をうんと薄めて水彩絵の具っぽく使う、
或いはゴッホの様に絵の具を画面に置いて行く様な使い方をする。
絵の具の固さ、薄め具合で表現のヴァリエーションを求めることが出来ます。

揮発性油にはテレピン油の他に、石油系のペトロールがありますが、
私は絵の具との馴染み具合と香り(芳香成分αピネン)からテレピン油を使っています。

続きはまた明日。

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