金子豊文の公式サイト|美感のルネサンス

世界唯一の白亜地刻描の画家

絵の中の音、匂い 五感での学び

Toyofumi Kaneko | 2016 - 03 - 16

キャンヴァスの張り具合は指で弾いてみた時の音で分るし、
絵の具の匂いを嗅いでみれば、乾性油の含有種類が分るし、
油絵の具の酸化し具合もにおいから察しがつきます。
画面を擦る筆の音で絵の具の乗り加減が分るし
画面を手で撫でてみればその時の絵の具の様子がわかります。

これら視覚以外から得られる情報は、見るだけでは解らない情報を
的確に得る事に役立っています。

話は少しそれますが、昔の仏師や宮大工、
その他ハイレベルな伝統工芸の世界でも
「五感を使った自然な学び」が大切でした。

仏師の家に生まれた子供は、幼い頃から父親の仕事ぶりを見ながら育ちます。
また、当たり前の様に粘土や木などに触れたり、においをかいだり、
仏師が振るうノミの音を聞きながら育ちます。
これらの経験が、自然な学びとなり、いざ家業を継ぐ頃には、
無形の辞書が出来上がった「筋が良い=才能がある」
スタートを切ることが出来たのです。

現代日本では、義務教育を終えてからのテーマ選択となる事が多いので
出遅れたスタートとなりますが、その分寿命が延びているので
頑張れば幼い頃の分を取り戻せると言った感じでしょうか。

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