金子豊文の公式サイト|美感のルネサンス

世界唯一の白亜地刻描の画家

由緒

Toyofumi Kaneko | 2016 - 09 - 13

音楽は思い出を連れて来ると言うけれど

絵も同じで描いた一枚はその時の景色を蘇らせてくれる。

私は手元を離れた作品以外のすべての絵をとって置いてある。

木枠から外して仕舞ってある完成する事の無かった一枚を手に取ってみても

描いた時の情景が思い出されるしその絵がどういう経緯を辿って

こうなったかも振り返ることが出来る。

仕舞い込まれた、恐らくは総数で1000枚を超える油絵やデッサン達は

それぞれに多くの時間と労力が掛かっていて 時間=人生 と考えてみれば

18歳からの私の人生そのものが仕舞われていることになるのだろう。

個展、グループ展等の展覧会で、或いは制作依頼を受けて描いた作品の様に旅立って行った

作品達とは違って表に出る事の無いこれらの絵の中にも光る要素は見つかるし

絵の良し悪しとは離れて一枚の物質が放つエネルギー感には我ながら圧倒されるものも多い。

「よくもまあ、その時直接的な実りも無い探求をこんなにやれたなぁー」

これも、またそれも、引っ張り出して眺める一枚一枚から

これら30年を超える蓄積が今の制作を支えていることに深い感謝の念を覚える。

追伸

現在仕舞ってある絵達を見ることが出来るのは私一人だけで

私の制作が30年前から一筋に連なったものであることを実感しているのも私だけ

一の二の言わず、描いた全作品を並べて展覧会してみたら何が見えて来るのだろう。

いつか実現させてみたい。

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