理解の積み重ね=天才

言葉のスケッチ

美や絵画の基本を理解し自然に展開して行ける人は天分型と言えます。

天分型=天才の図式が頭に浮かびますが、天分型の本質は理解積み重ね型です。

理解は相関関係がわかる事で得られますが天分型の人は

更なる理解を足していくやり方をとります。

雪だるま式に理解関係を集積し続けて一生を送る事が出来れば

大きな構造体が組み上がるでしょう。

理解の構造体は立体構造ですから本人の中では自在な組み合わせで応用することが出来ます。

その応用力は常人の理解を超えた組み合わせを生み出し『あの人は天才だ』となります。

25年程前、西江雅之先生に「天才とはどういう人のことですか?」と質問したら

「その事しか出来ない人のことです」と言う答えが返ってきました。

一つのテーマに対して理解の肉付けを生涯続けて生きることが出来る人は稀です。

天才が少ないのはそういう理由です。

同時に「絵を描き続けていくコツは何ですか?」の質問に

「鈍感になることです。」と答えられたのは、

世の中の無言のいじめに鈍感になってテーマの理解の肉付けを続けて行きなさい。

そういう意味だったのだと思います。

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