金子豊文の公式サイト|美感のルネサンス

世界唯一の白亜地刻描の画家

モチーフの量

Toyofumi Kaneko | 2017 - 01 - 20

今日はモチーフの量から制作を考えてみたいと思います。

一般的に絵を描かれる方は描きたいものをモチーフにされると思います。

よく目にするのがモチーフの量が多過ぎる場合です。

ただ好きなものを描きたいだけであればそれでも良いのですが

トータルで美しい絵にしたいのであれば

モチーフ相互間に何らかの美の関係を発生させなければなりません。

そうで無いままの図はキマらない面積としていつまでも

画面のハリや緊張感を生むための妨げになります。

エスキースを取る時、構図する時、には自分が責任を取り切れる分量かどうかを

考えてからモチーフにする様にしましょう。

さて、では逆にモチーフの量が少ない場合はどうでしょう。

絵画実践プログラムsection2 課題2 の様に画面の中のモチーフが玉子一つだけと言った場合には

モチーフの持っている図の要素以外の何か(マチエールの美しさ)などで

絵を成立させようとする感覚が働くはずです。

モチーフの量が少ない状態で制作に臨む事は絵の中の図的な要素以外の

絵画的美感に意識を向かわせ易い点で進歩的な設定です。

但し、余りにモチーフの情報量が少ない場合には絵にする事は困難でしょう。

私の絵画教室 絵画実践プログラムsection2 の課題2課題3では課題2の方が

難易度が高い表示になっているのはそのような理由に拠ります。

モチーフの量を決める時のコツとしては絵仕事をし易いと思える分量マイナス1の図の量が

上達への工夫を得るのにふさわしい量です。

参考)

モチーフ = 画面の中に描かれる対象物

エスキース = 制作の構想を練るために画面以外で行う様々な下書き

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