鮮度の高い絵画制作の為に
昨日書いた無茶の話ともつながりますが
モチーフの観方や描画材料の使い方描き方を
あまりに高難易度なところで制作しようとするのも無茶の一つです。
古今の巨匠達の仕事の中には「これでどうだ」といわんばかりの
超高難易度な仕事で描かれた絵があります。
それらは成功例ですので、大変格好良い絵画作品ですが
巨匠達であっても格好付け過ぎて失敗している作品も沢山あります。
にも関わらず、高難易度なステージで制作しようとするのは
上手く行った時に見え方の鮮度が高く、見える速度が速い絵になるからです。
絵画制作のコツは「無理し過ぎない様に無理すること」
この感覚が毒になるか薬として働くか、そのせめぎ合う所に私も居ます。