「リンゴの話」
今日はリンゴの話です。
1. 数えるリンゴ
リンゴを数える時は、富士、王林やジョナゴールドでもそれぞれ1個、2個と数えていきます。
品種や色や形の区別なく1個は1個で無個性(区別なし、どーでもいい)です。
2. 売られているリンゴ
売られているリンゴは、品種別に分けて並べられています。
更にあなたが手に取って買うリンゴは一番美味しそうな1個でしょう。
3. 食べるリンゴ
リンゴを食べてみると表面近くと芯に近い部分では味が違ったり、
食感に違いがあることに気が付くかもしれません。
4. 絵の中のリンゴ
絵の中のリンゴは徹底的なリアルの抽出であり個性そのものでなければなりません。
唯一無二の「まさしくそのリンゴ」であることが要求されます。
1から2→3→4 へと向うにつれ個性やリアル(現実感)が増加して行きます。
絵の中に2個のりんごがある場合、
その2個は、唯一無二でなければなりません。
それぞれの違いは、色において、形において、また質感や重さハリや風格に至るまで
徹底的に追求されたリンゴであることが要求されます。
絵は、個性そのもので、正確無比。