金子豊文の公式サイト|美感のルネサンス

世界唯一の白亜地刻描の画家

大人になるにつれて新しく目にするものは減っていきます。

子供の頃はいたる所に初めて見るものがあり日々発見があった様に思います。

また赤ん坊の頃にまで遡ると目を開ければ視覚情報が押し寄せていたはずです。

寝る子は育つ、と言いますが人間は視覚から得る情報が多いので、

目を開けていると入って来てしまう情報に脳の処理が間に合わず

適当なところでそれ以上見ない様にしているのかもしれません。

大人になってからの平穏な毎日は情報に対する脳の慣れがもたらします。

しかし慣れ(経験)の獲得で余裕のある状態を作り出せた脳は、

そのまま放っておくと新しい刺激に対する処理能力が落ちてしまうでしょう。

そんな中、旅行をして見た事の無い景色を眺めたり

食べた事の無い食べ物を味わってみたいと思うのは

脳の退化を、自己救済する回春作用なのかもしれません。

旅先で「わーっ、素晴らしい」と思って眺めた景色も、

その町の人々には、見慣れた日常です。

その人達が、あなたの住む都会を見れば「すごいなー」と感心するでしょう。

さてさて、見慣れた景色、当たり前の日常の中で

どうすれば脳のアンチエージングをはかる事が出来るでしょうか。

見えるものは、対象との距離の取り方で変わります。

目にする対象に同じ距離で接していると脳の情報処理もいつもと同じです。

例えば電車やバスの中で、或いは歩道を歩いている時、

視野のなかのどこかに近づいて観てみて下さい。

距離を近づける事は見る倍率を上げる事。

きっとあなたに新しい世界を見せてくれるはずです。

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近づいて観ると花壇のラベンダーは小さな花の集まりでした。

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