金子豊文の公式サイト|美感のルネサンス

世界唯一の白亜地刻描の画家

至高の油絵の具 『彩度』

Toyofumi Kaneko | 2016 - 12 - 19

絵の具の命は鮮やかさです。

昨日書いた様に、赤、橙、黄、緑、青、紫、、、

各色相での最高彩度の顔料を絵の具にする必要があります。

チューブに入って画材店に並ぶ各色達は元を辿れば、

生まれた国も違えば、素性(化学組成)も異なります。

絵の具になる顔料はあらゆる色の粉末の中でエリート中のエリート達です。

絵の具メーカーに顔料を供給する顔料メーカーは、

絵の具メーカーのためだけに顔料を製造している訳ではありません。

むしろ工業製品向けの供給量からすれば微量に等しい絵の具メーカーへの顔料供給は

取引き量が少ない上に色にうるさい訳ですから面倒でもあるかもしれません。

基本色の一つであるカドミウムイエローの場合で例えると、

黄色の型番がA1~A10まであるとして

マツダスーパー油絵の具に使われる顔料は

A1の中の更に最高彩度のごく狭い範囲の色です。

先週の金曜にU先生が、顔料メーカーとの折衝の大変さなどにも及んだ話の中で

「結局自分が要求した色の為に顔料の型番が新しく一つ出来た」と仰っていました。

その絵の具は「マツダスーパー オーロライエロー(使用顔料硫化カドミウム)」です。

マツダスーパー  オーロライエロー (使用顔料 硫化カドミウム)

マツダスーパー  オーロライエロー (使用顔料 硫化カドミウム)

興味のある方は他メーカーのカドミウムイエローと比較してみてください。

光の安定した正午ごろに各メーカーのカドミウムイエローの絵の具の蓋を取って

比べれば一目瞭然のはずです。

→【金子豊文・美感のルネサンス 】トップページへ戻る

RSS