金子豊文の公式サイト|美感のルネサンス

世界唯一の白亜地刻描の画家

結論から先に言うとモチーフの原寸大に近い大きさに描くのが基本です。

この理由は描き手と鑑賞者両方にあります。

理由1. 描き手の理由

モチーフには色々な細部情報があります。

それらを表現する為には原寸大であることが有利です。

例えば猫を描いたとき沢山ある猫の毛を描くのに

小さな面積の中に描くのはナンセンスです。

同様に実際の大きさより極端に大きな画面積だった場合には

間延びした密度感が薄い画面になってしまいます。

理由2. 鑑賞者の理由

理由1と同様に絵の中に描かれたモチーフが猫だったとします。

鑑賞者は無意識に絵の中に描かれた猫と自分の記憶の猫情報との重ね合わせをします。

その際にも実物大の猫の印象を損なわないことが鑑賞をスムーズにしてくれます。

鑑賞者は絵の中の猫に対して自分の記憶にある細部情報が有れば

更に絵に共鳴する接点を得ることになります。

フワフワの手や大きな目や毛の生えた耳に続いて更に細かな毛の情報etc,、、。

描かれた対象(モチーフ)が原寸大に感じられる事も基本的なリアルの一つです。

また何らかのリアリティーが鑑賞者の心に共鳴する事で感動が生まれます。

以上の理由によりモチーフの実際の大きさを感じさせる自然な画面積は

原寸大に近ところに落ち着きます。

10号と100号のキャンヴァスがあるとして、それぞれに虎か猫を描くとします。

どちらのキャンヴァスに猫を描き、虎を描くかは言わずもがなでしょう。

今日書いたことは誰もがもっている自然な感覚に基づいています。

「当たり前のことだなー」と思われるかもしれませんが

当たり前のことを認識しておくことは、

そうではない「違和感や不自然感」を利用した絵を描く場合にも

明確な意識で臨むための物差しになってくれます。

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