子供の為に出来る事

芸術論とひとりごと

幼い頃に観たり聴いたりしたものは個人の原風景となり

その後の人生で出会う事柄に対する物差しになります。

子供に見せるならCGやアニメではなく良い絵や現実の景色にしてください。

CGは良く出来ているように見えても情報量が少なく

無意識下での脳はそれを知っています。

またアニメーションの情報はさらに少なく黒い線で囲まれた記号に近いものです。

自然界の視覚情報は無限です。

子供はその中から観る範囲を自分で定める事になります。

また、良い絵の場合には、情報は美のCodeに乗るように変換されていますので

情操面に良い影響を与えます。

CGやアニメの映像は、自分で観ることに対して決めたり選んだり考えたりする事を

しないで済む、いわば簡単に見てしまえる様になっています。

簡単に子供が喜ぶものが、ほぼ例外なく子供の為にならない事は

視覚に限らず色々な事に関して法則的に正しいと思います。

無限の情報量を持つ自然と良い絵を見せて、莫大な情報量から美を紡ぎ出す仕組みが

我が子の物差しとして育まれたら素敵なことでしょう。

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