絵を飾る場所
芸術論とひとりごと
一枚の絵を手に入れたなら飾る場所は直射日光が当たらないところにして下さい。
紫外線は美術作品にとって大敵です。
また掛ける高さは一般的な美術館などの標準に合わせ
画面の中心が床から135cmを基準に調整されると良いと思います。
スポットライトなどライティングに工夫が出来るのであれば
絵よりも一回り大きく光が当たる様にしましょう。
絵の他に何も無い壁面が望ましいく、椅子、ソファーなどがあれば
腰かけて自然に目が行く場所がベストです。
日本の一般的な家庭でそういう場所を占めているのはテレビかもしれませんね。
動かない、しゃべりもしない、一枚の絵を我が家の特等席に
据えるのはやはり贅沢なことなのかもしれません。
贅沢と言えば、「この絵を観ながら一杯飲むんだ」とおっしゃっていたお客さんを思い出します。
この方は私の絵が見るたびに新しい表情を見せる事をわかっていらしたのだと思います。