金子豊文の公式サイト|美感のルネサンス

世界唯一の白亜地刻描の画家

【第2話】一日のはじまり

Toyofumi Kaneko | 2010 - 08 - 04

私の一日は一杯のお茶とお香のかほりで始まる。

目が覚めると直ぐお茶かコーヒーを淹れ甘いものを手にしてアトリエへ急ぐ。
PC、オーディオの電源を入れ、香を焚いて香りがかゆらぐころには
私は椅子に深く腰掛けている。
そして1時間ばかり何もしない「ひらめきの時間」が始まる。

何か思い浮かべばその様に、思い浮かばなければそのままに
毎日繰り返されるこの時間は閃きそのものよりむしろ
制作の周波数への同調が目的の様でもある。

その後いつもの音楽をかけながら制作の時間となるのだが
だいたい同じ時間にお腹が空き食事をし、CDを何枚か取り替えながら夕方を迎える。
大抵いつも通りの保守的な毎日にあって制作の内容だけは常に新しく
次のステージへの差異を感じ取る毎日である。

夕刻、傍らの猫輩に目をやればこちらもいつも通りの一日を送った様だ。
ん、外から見ればいつも通りに見える彼の中にも
一大飛躍の気配が発生しているかもしれない。

まっすぐこちらを見つめるまなざしの向こうに何かが見えた気がした。

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