お札の出来栄え
言葉のスケッチ
普段何気なく使っているお札、一万円、五千円、千円には歴代の人物が描かれています。
お札も一種の版画ですが、描かれている人物の出来映えが最も上手かったのは
ひとつ前の千円札に描かれていた夏目漱石でしょう。
上手いので一枚とってあります。
何年前か忘れましたが、お札が今の物に代わった時にはちょっとがっかりしました。
最近はほとんど見かけなくなった漱石の千円札ですが
もし見つけたら今の物と見比べてみると違いがわかると思います。
一万円札の福沢諭吉は前シリーズと同じですが
原板がくたびれてきたのか、版が浅くなっている様に思います。
最初の頃のお札を持っていないので比較出来ないのが残念ですが、、。
追伸
今から25年ほど前、ビール瓶を並べて描いていた時には
一本一本の瓶の形の違いが見えました。
絵を描くときの眼とは、そう言うものです。