巨匠との同居生活

言葉のスケッチ

週末や時間がある時は模写をしてみたし

時間があまり無い時はページをめくるだけ。

そして画集を観るときもサッサッ、と素早くページをめくって行ったり

じっくりと一ページに見入ったり、上下逆さまにしてみたり色々な見方をしました。

ミケランジェロ先生は色々な事を教えて下さる。

先生の失敗の痕や弟子の引いた線との違いも分かるようになるし

何よりやはり偉大さが見えてくる。

模写もごく簡単にスケッチブックで行うものから、

紙の厚さ、色、描画材料も出来るだけ同じものにして取り組むものまでやってみた。

その結果分かったことは、模写は真似ではなく巨匠の制作の追体験であると言うことだ。

画集の中で当たり前にミケランジェロがやってのけていることが

自分の技量では出来なかったり、案外同じ実力の要素も見つかったりする。

私がミケランジェロである為にはどの部分の修練が足りないのかも

模写に取り組む中で教わった。

私と無口な巨匠先生との同居生活はそういう風に続けられて行った。

私の絵画教室 Section3-2『模 写』  ←宜しければご参考に

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