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世界唯一の白亜地刻描の画家

今日で11年

Toyofumi Kaneko | 2017 - 01 - 21

11年前の今日は大雪が降った日でネオが我が家の一員になった日。

2006年1月20日21時過ぎに帰宅。

洗濯ものを干したままだったことを思い出して取り込みに行き

掃き出しを開けたら「ナー、ナー、ナー」と子猫が間髪入れずに入って来た。

「ちょちょちょっ、と待った」と一旦外に押し戻して着替えをしている細の所へ行く。

生後3か月位のシャムネコだった。

手足に白い足袋を履いているのが印象的な初対面の猫である。

「シャムネコ好き?」と聞いたことで細は全てを察したらしく様子を見について戻る。

それを先住ネコのイオンは適当な態度のまま眺めている。

ひょっとすると私たちが帰宅する大分前から外に子猫の気配を感じ取っていたのかもしれない。

もし飼うとすれば一生面倒をみる覚悟が必要だし家族が一人増える事で

家庭全体にどんな影響があるのか考えてみたが結局何も分かろうはずもない。

その間もこの瞬間に生涯を掛けるかのように必死で子猫は鳴いている。

イオンとの折り合いはどうだろうか、それが一番肝心なことだと思う。

髯が短く切られているのは子供にいたずらされたのだろう。

サッシが空くのを待っていたのも飼い猫だった事を物語っている。

しかしどこからやって来たのかは謎のまま。

結局その晩はお腹を空かしているのを寒空の中そのままにはしておけず

ご飯をあげてしまった。

「ワングル、ファングル、ウガガ、、」今までいろいろな猫に接してきたが

食事をするのにあれほど大きな声を出しながら食べたネコは後にも先にも居ない。

さて、翌朝、庭をそーっと見てみても奴は居ない。

出会いの場となったサッシの外には捨てようと思った毛布が折りたたんであった。

まさか、と思って織り目をそーっと持ち上げると、

ホクホクに暖まって眩しそうに目を瞬かせる子猫が居た。

それから日中私たちが外出した間に雪は降り始め、だんだん積もって行った。

子猫は家の中に入れろ入れろで「ナーナー、ワオンワオン、ニャーゴ」

とあの手この手で鳴きっぱなしておいて疲れれば毛布に潜り込んで寝ているのだろう、静かだ。

雪の積もった隣の空き地に置いて来ても真っ直ぐ我が家に戻って来る。

その後3回捨てに行って2回連れ戻した。

3回目は塀の向こう、恐らく自力では戻って来れまい。

その晩は細、イオン、そして私、みんなが子猫の事を考えながら眠りについた。

深夜2時過ぎ、玄関にけたたましい音がして同時に

「帰って来れたよボク」といわんばかりの大声でシャム子猫は鳴いた。

この瞬間、ネオは我が家の猫になった。

家族になって直ぐにネオとイオンは超仲良しになり子猫の無邪気さは

そのまま家の中をより明るくしてくれた。

下の写真は家族になって3日目のネオ。

neo

下は2か月ほど経った春の日の様子です。

IMG01261 のコピー

細の実家に連れて行けば近所の人に「貸して」と言われるし、

来客からは「このネコ頂戴」と言われるネオ

皆に愛し愛されながら我が家の中心に11年間居てくれる。

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