金子豊文の公式サイト|美感のルネサンス

世界唯一の白亜地刻描の画家

あなたにとって思い込みの中で恐らく一番の強敵が
モチーフを観る時の思い込みでしょう。
モチーフを観る時の思い込みには次の2種類があります。

1.『記憶との照合→分類→あてはめ』による思い込み
これは日常生活での物の見方をそのまま絵画制作の場面に
持ち込むために発生する思い込みです。

人間は生まれてから今までの間に学習した記憶の蓄積があります。
普段の生活を送る中でそれらは、
『何かを見る→記憶との照合→分類→あてはめ』
の無意識に行われる一連の動作となり
日常生活を円滑に過ごす手助けとなっています。

絵画制作をする時にはその脳の処理をOFFにすることが
ありのままに観るための第一歩です。

記憶のどこかに仕舞われている、
「目はこんな形、鼻はこんな形、口はこんな形」と言う
「分類、あてはめ病」は、モチーフを見た時に
「目、鼻、口」と思った瞬間にはもう感染してしまっています。

2. 一生懸命に観る事による思い込み
一生懸命に一ヶ所を見てしまう事による思い込みです。
「ちゃんと描けないのはモチーフをよく見ていないからだ、だからもっとよく見よう。」
よりよく見ようと心掛けた結果、モチーフを観るピントはより鋭くなります。
そして一点だけを集中して見てしまうことでトーンや形などに
思い込んだ解釈が発生します。
例えば、石膏像をデッサンする時、石膏像の陰のある部分を一生懸命見ていると
どれだけでも暗く見る事が出来てしまうアレです。

対処法についてはまた明日。

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