金子豊文の公式サイト|美感のルネサンス

世界唯一の白亜地刻描の画家

重力は画面の物差し

Toyofumi Kaneko | 2016 - 03 - 01

キャンヴァスをイーゼルに乗せて描き始める前に
最初にすべき事はキャンヴァスの水平垂直の確認です。

四角いキャンヴァスの場合、画面の四辺はそのまま水平垂直の物差しとなります。
また、絵の中でも垂線や水平線が「しっかり垂直、ちゃんと水平」であることは基本です。
基準線である水平垂直に狂いがあると画面の中に働く
様々な力学や、画面と外界との関係を損ねてしまいます。

水平垂直に対する人間の感覚は、生まれてから生涯に渡り
無意識に身体が受け続けている刺激、つまり重力によるものです。
地球上に居る限りどの様な時にも頼りになる不変基準として、
自然に身に付いた物差しが重力垂線なのでしょう。

その感覚が染みついた人間が絵を描くわけですから重力垂線に反応した絵画となりますし
壁に掛かった絵や街中のビルが傾いていたら落ち着かなさを感じる訳です。

生まれてからの生涯を無重力空間で過ごした場合には
この部分の影響を受け無い美術絵画が発生するかもしれません。

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